技術資料良可弱良可弱良可弱放出等級注:条件により判定が変わる場合があります。また、ガス又は蒸気の放出率、爆発下限界、換気効果、ガス又は蒸気の比重、気象条件等を考慮して爆発危険箇所の範囲を決定することになります。危険場所の種別(1)放出等級の決定(2)換気度の決定(3)換気の有効度の決定換気度換気の有効度連続等級第一等級第二等級ゾーン0(特別危険箇所)JISC60079-10に定める「危険度0区域(ゾーン0)」に相当連続し、長時間にわたり、又は頻繁に、ガス又は蒸気が爆発の危険のある濃度に達するものをいう。連続等級ガス又は蒸気が連続的に放出、又は高頻度で放出、あるいは長期間にわたって放出される放出源。高換気度放出源のガス又は蒸気の濃度を瞬時に低下させ、爆発下限界未満に抑えることができる換気能力。連続した換気が確保されている場合。高換気度非危険箇所ゾーン2非危険箇所ゾーン2非危険箇所非危険箇所ゾーン1(第一類危険箇所)JISC60079-10に定める「危険度1区域(ゾーン1)」に相当通常の状態において、特別危険箇所及び第二類危険箇所に該当しないものをいう。第一等級通常運転中に周期的、又はときどき放出される放出源。中換気度放出が継続してもその濃度の上昇を抑制し、又は低減することができる換気能力。通常運転中は換気されているが、低頻度で短時間の停止は許容される場合。ゾーン1ゾーン0ゾーン2ゾーン1ゾーン2ゾーン2ゾーン2(第二類危険箇所)JISC60079-10に定める「危険度2区域(ゾーン2)」に相当通常の状態において、ガス又は蒸気が爆発の危険のある濃度に達するおそれが少なく、又は達している時間が短いものをいう。通常運転中には発生せず、もし発生しても低頻度で短時間だけ放出される放出源。放出が継続した場合、濃度の上昇を抑制、あるいは低減することができない換気能力。良及び可のいずれでもないが、長時間にわたる停止はない場合。中換気度ゾーン0ゾーン0ゾーン1ゾーン1ゾーン2ゾーン2第二等級低換気度低換気度良、可又は弱ゾーン0ゾーン1ゾーン1257ガス蒸気危険場所の種別危険場所分類の概要 危険場所の分類は、可燃性物質の特性、爆発に至る過程及び電気機械器具に関する知識を持つ者が、安全、電気、機械その他の関係技術者と適宜協議の上、実施する必要があります。 判定は以下の手順に基づいて行い、上記3種類の危険場所に分類します。また、JISC60079-10「爆発性雰囲気で使用する電気機械器具一第10部:危険区域の分類」に判定のための手順が記載されています。危険場所の分類
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