技術資料[爆発試験槽・ガス混合槽] 2基(A・B)の爆発試験槽とガス混合槽を設置し、試験を行っています。爆発試験槽2基はいずれも急速開閉式の密閉容器で、気密性及び耐圧強度に優れ、内容積はA槽が0.94m3、B槽が0.28m3です。ガス混合槽は回転翼によってかくはん混合する方式で、その内容積は0.67m3です。 防じん試験装置は、特殊防じん防爆構造及び普通防じん防爆構造の容器並びに保護等級IP5X及びIP6Xの容器の防じん性能を確認するための試験装置です。ここに紹介する防じん試験装置は、有効内容積1.2m3の双子形試験槽と制御盤から成り、防じん性能の確認に必要な一連の操作及び計測を全自動で行うことができます。[制御、計測装置] 爆発試験設備の制御と計測は、制御盤、計器盤、ガス分析計、電磁オシロスコープなどによって行います。これらの装置は、アセチレン及びエチレンの分析計本体が主試験室に設置されているほか、主試験室と隔壁で仕切られたこの制御室内に設置してあります。 環境試験設備では、温度を-10℃から+80℃、湿度を 25%から95%の任意の値に設定して長時間試験することができます。防爆容器の内部は、使用中想像以上に多湿になることがありますので、内蔵する器具の耐湿絶縁性や動作機能は、このような試験装置によってあらかじめ十分に検討しておく必要があります。260爆発試験防じん試験環境試験(恒温・恒湿・低温)安全・安心・信頼試験設備の紹介
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